
ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)
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この人は?
ベルナール・ジャン・エティエンヌ・アルノー(フランス語: Bernard Jean Étienne Arnault、1949年3月5日 - )は、フランスの実業家。LVMH及びクリスチャン・ディオールの大株主であると同時に、両社の取締役会長兼CEO (PDG)を務める。 クリスチャン・ディオールやルイ・ヴィトン、ブルガリ、ティファニーなどLVMHを通じて多くの高級ファッションブランドを手中に収めていることから「フランス・ファッション界の帝王」「ファッションの法王」などの異名を持つ。一方でその冷徹かつ攻撃的な経営姿勢や、買収を決断した企業・ブランドをことごとく手中に収めるさまから「カシミヤを着た狼」「ターミネーター」とも呼ばれている。 世界的な富豪として知られ、経済誌フォーブスの2021年度世界長者番付においては世界で3番目の富豪と推定されている。2022年12月13日にはフォーブスのリアルタイム長者番付、ブルームバーグ通信のビリオネア・インデックス(世界長者番付)の両方でイーロン・マスクの1640億ドルを抜き1710億ドルとなって1位となった。ビリオネア・インデックスでヨーロッパの人物が首位となったのはこれが初である。 2023年にはフォーブスの世界長者番付にて保有資産2110億ドル(約28兆円)でイーロン・マスク(保有資産、約23兆円)やAmazonの創業者ジェフ・ベゾス(保有資産、約15兆円)を抜いて世界ナンバーワンの富豪となっている。 来歴 フランス北部のルーベ生まれ。エコール・ポリテクニーク出身。妻と5人の子供がいる。不動産業の家に生まれ、父から事業を受け継いだが、高級ブランド業界とは全く無縁だった。フランソワ・ミッテランが大統領に当選した1981年、その社会主義政策を嫌って渡米。現地のタクシー運転手が何気ない会話の中で「(フランスのことは全く知らないが)ディオールだけは知っている」と語ったのをきっかけに、ブランドビジネスに開眼したと後に語っている。 米国から帰国した後の1984年、フランスの国営繊維企業マルセル・ブサック・グループを自身の不動産業を担保にした資金で買収。ブサックは当時、クチュールブランドのクリスチャン・ディオールや老舗百貨店のル・ボン・マルシェ、紙おむつのPeaudouceといった多数の企業を擁していた。 買収後にはディオールとボン・マルシェ以外ほとんどのブランドを売却し、高級ファッションビジネスに注力。これによりブサックは黒字化するものの、当時の苛烈な人員整理のやり方などから「ターミネーター」の異名をとることになった。 ディオール買収後の1987年、ルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーが合併し、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)が誕生。